大神神社 | |
大物主大神は大国主神(大国様)のことで、その御魂は三輪山に留められている それ故、三輪山をご神体とするので大神神社には本殿は設けないで、拝殿よりお山を拝む という原初の神祀りを今に伝えているわが国最古の神社となっている(大神神社由緒より) |
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【大神神社】(おおみわ神社) 御祭神 大物主大神(おおものぬしのおおかみ) 配 神 大 己 貴 神(おおなむちのかみ) 少 彦 名 神(すくなひこなのかみ) |
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(一ノ鳥居)…今は旧街道沿いにひっそりと 鳥居を通して三輪山が拝める ここから参道を800mほど行くとニノ鳥居 |
(ニノ鳥居) |
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活玉依毘売(いくたまよりひめ)というたいそう美しい姫がいた。毎夜、みめかたち振る舞いのいい青年が訪ねてくる。そのうち姫は身ごもった。両親は驚き姫に尋ねると「名も知らない美しい若者が通ってきて、夜々を共に過すうち身ごもりました」と答えた。両親は身許を知りたいと思い「赤土を部屋に撒いて邪悪を払いなさい。そして、麻糸を針に通して男の着物の裾に射すのですよ」と姫に教えた。 その夜、いつものようにやってきた男に、姫は教えられたように着物の裾に針を射した。夜が明け、男の姿は消えたが麻糸は戸の鍵穴から通り抜けていた。麻糸をたどっていくと三輪山にたどりついた。夜な夜な訪ねてくる青年は、三輪の大物主大神の化身だったのだ。 |
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(参道の茂みより拝殿を臨む) |
姫は神の子を孕んだのでした。糸巻きには三勾(三巻き)の糸が残っていたのでこの地を美和(三輪)という
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(狭井神社・さい神社) |
(狭井神社の霊泉) |
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主祭神 大神荒魂神 配祠神 大物主神 姫蹈鞴五十鈴姫命(ひめたたらいすずひめのみこと) 勢夜多々良姫命(せやたたらひめのみこと) 事代主神 大神神社は大物主大神の「和魂(にぎみたま)」をお祀りし、狭井神社には「荒魂(あらみたま)」をお祀りしている。「荒魂」とは活動的なはたらきをする神霊で、災い時には神威をくださるとか 崇神天皇の世に蔓延した伝染病を、鎮めるために行ったことに由来する「鎮花祭」は無病息災を祈る祭りとして、狭井神社で今に続いている 「狭井」とは神聖な井戸・泉のことで、拝殿の左手にある井戸よりこんこんと湧き出る霊泉は「くすり水」といわれている (左下:ご神体山入口) (右下:遥拝所より三輪山を拝む・久延彦神社) |
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(大鳥居と耳成山・大美和の杜より) |
(二上山遠望・大美和の杜より) |
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(若宮社) |
(おだまき杉) |
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【若宮社】(大直禰子神社/おおたたねこ神社) 祭神 大直禰命(大田田根子命/おおたたねこのみこと) 配祀 少彦名命(すくなひこのみこと) 活玉依姫命(いくたまよりひめのみこと) 古事記に書かれている崇神天皇の世に流行った疫病を平らかにされた、 意富多多泥古(おおたたねこ)に由来する神社 |
【おだまき杉】 今は枯れてしまって、根元の2m程余りが残る。杉の幹の形が「おだまき」に似ていることから、古事記にある「大物主大神」と「活玉依毘売(いくたまよりひめ)」の神婚の由来と結びついて、このような呼び名がつけられたのだろうと思う |
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