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 (2007.03.23巡礼)

西国第二十番札所 西山・善峰寺
  • 本尊 十一面千手観世音菩薩
  • ご詠歌
    野をも過ぎ 山路に向かう 雨の空
     善峰よりも 晴るる夕立
 この年の桜の開花は遅かった。3月下旬の「善峰寺」はつぼみ固しという状況だった
 向日市の市街から曲がりくねった山道をゆっくりと進んでいった。「善峰寺領」の石碑を過ぎると道は険しくなる
 境内の「遊龍の松」は天然記念物の立派な五葉松。まさに、龍が横たわっている様に見える。堂から堂への石段や階段をたどって奥の院まで上ると、そこからの眺めは、京都方面が眼下に広がる

善峰寺境内
(左手向うが本堂、正面向うが経堂・多宝塔)
  
【左】道標(山道の途中にあった・「右よしみね十二丁」)
【中央】善峰寺領(寺の石碑・ここから山門まで七丁)
【右】道標(「よしみね寺道」・ここから山門まで七丁)
山門(1692年桂昌院による寄進)
【善峰寺】
1029年恵心僧都(えしんそうず)の弟子源算(げんさん)の開基
白河天皇によって諸堂を建立した。往時は僧坊が50余あったが、応仁の乱で焼失
元禄年間(1688〜1704)に徳川綱吉の生母「桂昌院」の寄進により復興し、現在に至る
庭内の五葉の松は天然記念物で、波に泳ぐ龍のように見えることから「遊龍の松」と呼ばれる。また、薬湯は有名で神経痛、腰痛に効き目がある


桜には少し早すぎたようで、つぼみ固たしという状況でしたが、梅は境内のあちこちで気持ちよく観賞できました。それでも、今年の梅は遅れているとお寺の人が言っていました。山門をくぐるとすぐに美しい紅梅が出迎えてくれました。

山門と紅梅

観音堂(本堂)

「悠仁親王」記念の高野槙

観音堂より山門を見る

山門より観音堂を見る

お香水
仏様にお供えするお水
このお香水をいただけば長寿の効き目があると伝わる

経堂(手前)多宝塔(重文)

高野槙
高野山より移植・樹齢300年

遊龍の松(天然記念物)樹齢600年の五葉松。元の全長54m、1998年松くい虫により15m切断している

幸福(しあわせ)地蔵

桂昌院廟

釈迦堂

石仏釈迦如来(釈迦堂)

蓮華寿院庭

けいしょう殿

薬師堂(奥の院)

出世薬師仏(薬師堂)

阿弥陀堂

奥の院からの眺め(遠く向うに京都東山がかすんで微かに見える)

阿弥陀堂への石畳道